弊社の方針

地域農業の衰退が叫ばれて久しいですが、未だその解決に至っているとはいえません。

農業は、食糧を生産する手段であるとともに、美しい風景・景観をはぐくみ、日本人のこころの原点である「ふるさと」を維持していく原動力となります。農業こそ健全な国土発展と日本人のこころの形成の鍵を握っているといえます。

しかし農業は、個人で取り組むにはコストが高く、収益性の面で難しい状況にあります。担い手が不足しているのも、労働量に対して必ずしも収益が上がらない構造的な問題があるためです。

そこで私たちは、農業に法人として取り組み、農業を軸に幅広い複数の事業を同時展開することで年間を通じて収益を確保し、持続的に農業に取り組めるようにしています。

例えば、花き類を専門に扱う園芸部、コメやソバ・牧畜用肥料(牛が食べる草)などを生産する農業生産部、地域の郵便事業を担う郵便部、地域活性化のため地域企業等のHP作成や資金調達などを支援する企画部など、複数の部門を有しています。
それぞれの部門には専門家を配置し、それぞれの知見を活かしながら多角的な経営に取り組むことで、事業継続を推進しています。
(2024年で創業から20周年を迎えました)

また、地域の子どもたちへの農業普及活動や、地域施設の花壇作りを請負うなど、農業を通して次世代の育成・地域の活性化に取り組んでいます。

加えて、生産者として、消費者として、農業に関わる方を増やし、少しでも地域農業を復興する取り組みに寄与したいと考え、多面的に活動しています。

私たちは霊峰御嶽のふもとで、豊かな景観を守るため、地域農業を守るため、日々奮闘しています。
私たちの活動が農業の新たな取り組み方の一つとして認知されれば、と願っています。


【夏の木曽町三岳地区の牧畜用用地】